データで見る、くろもじ。

先日のイベント出店の際にも

くろもじをご存知ない方が多く
いらっしゃいましたので、


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紅葉している、八甲田のクロモジ(昨年11月撮影)。山歩きをしていると、道路端でよく見かける、ごくありふれた植物です。


今日はちょっとその紹介を。


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くろもじの身体への働きを語る上で
一番わかりやすいのが「養命酒」。

******* cave  natural therapy(ケイブナチュラルセラピー) ******  青森市のアロマセラピー、自然療法サロン

養命酒製造株式会社さまHPより拝借。


昨日もちょこっと書きましたが、
養命酒に含まれる生薬のうち

もっとも多く含まれているのが
くろもじこと「烏樟(ウショウ)」。


ウショウはくろもじの
漢方ネームのことで、同じ植物です。


ということで、
まずはこちらをご覧ください。



薬用養命酒
成分・分量(60mL中)

日局 インヨウカク 114mg
日局 ウコン 36mg
日局 ケイヒ 270mg
日局 コウカ 12mg
日局 ジオウ 60mg
日局 シャクヤク 60mg
日局 チョウジ 24mg
日局 トチュウ 18mg
日局 ニンジン 60mg
日局 ボウフウ 96mg
日局 ヤクモソウ 48mg

ウショウ 594mg
ニクショウヨウ 48mg
ハンピ 12mg




見ました?

ねぇ、見ました?(ウザイ)



断トツ1位が「ウショウ」なんです!



ということは
7の倍数の方々にも
(男性は8の倍数)

もちろんそれ以外で
「未病」をお持ちの方にも


からだに働きかけてくれる、
ということなんですね~◎



ちなみに養命酒
次の場合の滋養強壮によいとされています。


胃腸虚弱 、食欲不振、血色不良、
冷え症、肉体疲労、虚弱体質、病中病後


もうこれは・・・。


施術前のお話のときに
よくお聞きする話題です。


「病中病後」以外は
よくあてはまるわ~という方も
多いのではないでしょうか。


これらが
そっくりそのまま
くろもじの働きといっても
過言ではないかと思います(*^^)v


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さらに
それを裏付けるのが
くろもじ精油を構成する
化学成分たち。


まずはこちらから
ご覧ください。



あおもりくろもじ
成分分析結果(燕雀堂HPより)

リナロール 36 g/100g
1.8-シネオール 9.2 g/100g
酢酸ゲラニル 7.7 g/100g
リモネン 7.4 g/100g
α-ビネン 5.6 g/100g
ラニオール 2.3 g/100g
カルボン 0.10 g/100g

(日本食品分析センター調べ)



リナロール;

ラベンダーにも含まれる優しい、
リラックスに適した香り。


1.8シネオール;

ローズマリーにも含まれる、
すっきりとした香り。血流を促す。



酢酸ゲラニル、ゲラニオール;

ゼラニウムにも含まれる、
フローラル調で甘い香り。
女性ホルモンバランス調整に役立つ。


リモネン;

柑橘系精油に多く含まれる、
さっぱりな香り。
揮発性にすぐれ、空気浄化に働く。



αピネン;森林浴の代表的な香り。



ということで、

リラックスから冷え、
女性ホルモンバランスまで…

幅広くの成分を持つくろもじは
からだ全体の自然治癒力
サポートしてくれる精油です。


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その昔、
山仕事が盛んだったころ


山の漢(おとこ)たちは
あちこちに生えているくろもじの枝を折り
ガジガジかじりながら疲労回復を図ったそうです。


そのお話をお伺いし、
自分もガジガジかじってみましたが、

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ガジガジした枝。


確かに、
口から鼻にサワヤカな香りが通り抜け
頭がサッパリ◎


あおもりの森のくろもじは、古くから
あおもりの人(山の漢)にとっての
当たり前の自然療法だったんですね。

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くろもじ、


初めて知った!


香りをかいだことがない!



というアナタ(*^^)v


少しでも興味を
持っていただけましたでしょうか?


ぜひ一度、
くろもじの香りをお試しください。
お待ちしておりま~す♪♪