正直、
セラピストとしてお客様に
「風邪予防のアロマは~」などと
言っている手前、
自分が風邪を引いたということは
なるべく伏せておきたい事実なのですが
今回、風邪を通して
たくさんの気づきが得られましたので
ご紹介したいと思います。
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結論から言いますと・・・
私にとって「風邪」は大切な
からだのメンテナンスだと考えます。
風邪を引いて
熱が出るのも
胃がむかむかして食欲がなくなるのも
頭がガンガンして何も手につかないのも
何時間も眠っても眠い感じがするのも
すべて、
からだに備わった免疫調整システムのおかげ。
それを無視してしまうと
からだはその不調をうまく調整できずに
さまざまな病気へとエスカレートしてしまいます。
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私たちは
一人ひとりが、長い人生を航海し続ける
「からだ」という船の操縦士です。
この船に長く乗っていると
船体が様々な気候にさらされたり、
長い航海でエンジンも痛みます。
それは航海が続いていくうち
避けることができません。
でも
機体が壊れてしまう前に
いろいろな不具合に気づき、
こまめにメンテナンスを行えば
安全に長く
航海を楽しむことだって可能です。
(目指せ、長生きおばあちゃん)
からだにとって、
そのメンテナンスの一つが
風邪(をはじめとする病気全般)なのです。
なので、
私は風邪を引いたなと思ったら、
しっかり引ききることにしております。
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今回も帰青後のどの異変を感じたので
すぐに鍼灸院へ。
脈診では、
腎虚の状態でした。
簡単にいうと「疲れすぎ」です。
(「遊びすぎ」とも言う・・・)
私の職業を知っている先生が
勉強になるから、と押してくださった、
尺沢(しゃくたく)のツボ激痛・・・!
おもわずマットを
三回たたいてしまいました。
鍼灸帰りにすぐ熱が出て
半日休んでいたら、翌朝スッキリです。
鍼灸に行ったのに
熱が出たの?それって失敗じゃ?
と思う方もいるかもですが、
熱がでたのはウイルスと体が戦った証拠。
すなわち免疫システムが
元気に働いているということ。
なので、治療としては大成功。
この先生はつくづく名医です。
(いつもお世話になっております)
そして
自分でも首の後ろや足先などを
「あずきのチカラ」でガンガン温めます。
心地よいですよ◎
お風呂も入りたいと思ったら入りますし
食事も摂りたいものを無理せずに摂ります。
からだが必要なものを
要求していると感じるからです。
その結果今は、
風邪を引く前より格段元気!
肩こりや首こりもなくなりました。
(症状には個人差がありますのでご了承を。)
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そんなこと言ったって・・・
仕事もあるし、子供もいるし
ごはんしたくもしなきゃだし。
風邪ごときで
休んでらんないわよ!
フン!
という方は
もちろん休まなくても大丈夫です◎
私も風邪を引きながらも
仕事はほどほどにしておりました(*^^*)
休めないですもんね。
でも大事なのは
すこしでもご自身の状態に「気づく」こと。
風邪を引いていて、
今からだはメンテナンスを
行っているのだなぁ~
そう思うことで、
行動は自然に変わってくるはずです。
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からだの免疫機能を
人間のちからで科学的に再現することは
いまだ不可能です。
からだって、人間が立ち入ることができない
ほんとうに神秘的で興味深い分野。
だからこそ
からだをすべて管理しようとせずに
尊敬の気持ちをもって、からだのシステムに
身をゆだねて暮らしたいな、と思います。
そして、
しぜんの産物である人間は
人間が作り出す化学合成物ではなくて
やはりしぜんのものによって
癒されるんじゃないかなぁ~と
やっぱり感じるのでした。
食べ物(ここが大きい!)とかハーブとか
石とか香りとか。
夏風邪を引いてしまった方、
少しでも参考になりましたら幸いです(*^^*)