ラベンダーものがたり。

今やアロマセラピーの代名詞

とも言える「ラベンダー」。

******* cave  natural therapy(ケイブナチュラルセラピー) ******  青森市のアロマセラピー、自然療法サロン

みなさんご存知の

このラベンダーですが、

もともと、

アロマセラピー」という

言葉が生まれたきっかけが

ラベンダー精油にあるって、

ご存知でしたか?

_________________

舞台はいまから

100年ほど前のフランス。

ガットフォセ家の・父ルイと兄アベールは

リヨンで香料店を経営していました。

弟の科学者

ルネ・モーリス・ガットフォセは

父と兄の亡き後、弟とともに

香料店を継ぎます。

ルネはその事業のかたわら、

科学者として精油や薬草の

特性を研究し、

特にラベンダー油の持つ可能性に

関心を強めていきます。

そして、1910年6月。

実験中に爆発事故が起き、

ルネは頭と両手に大きな火傷を

負ってしまいました。

その時とっさに、

手元にあったラベンダー精油

使用したことで、

ラベンダー油の優れた特性を

身を持って体験したルネは

ますます

ラベンダーの研究に没頭し、

1937年には最も有名な著書

『Aromatherapie』(芳香療法)を

出版しました。

この書籍がきっかけで

アロマセラピー」という言葉が

世界中に浸透していったのです。

そもそも、

精油の蒸留は11世紀に完成され、

その後、16世紀には

ペストの流行時に精油

利用されるなどしていましたが、

精油を用いて

からだを癒すことを

アロマセラピー」と表現したのは

全世界で彼が初めてでした。

この、ルネの発見がきっかけで

第一次大戦期間中(1914~1918)には

ティートリーやラベンダーなどの精油

負傷兵に対して用いられたとの

記録が残っています。

また、ルネは1918年に

精油を原料として使用した

石鹸を開発、製造。

この石鹸は兵士の衣服や包帯を

洗浄するのに使用されました。

______________

いまでは、とても有名な

ラベンダーの香り。

人によっては、これって

やけどにいいんでしょ~?と、

その抗炎症作用についてご存知の方も

今は多くいらっしゃいます。

日本でも

しっかりアロマセラピー

拡がりをみせている証拠ですね。

ルネが「アロマセラピー」という

言葉をつくってから、

100年かかって、

今の状態になりました。

そして、これからも

アロマセラピーの歴史は

続いてゆきます。

いま、日本ではまだ

アロマセラピーは趣味の領域。

これから、

補完療法としての取り組みが

スタンダードになるかどうかは

今の私たち世代のセラピストが

どれだけ頑張れたかにかかっています。