【レポート】陸前高田市でのアロマボランティア活動に行って来ました。【day2-20140515】

二日目の朝。

一日目はこちら。

お世話になった民宿むさしさんにもハートを♡ごはんもおいしく、真心も伝わるとても素敵な宿でした。


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そして、cocoroの心強いサポーターである森の小舎の赤川さんのもとへ。

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赤川さんは今、漂流ポストというこころみをされています。それは、行き場のない痛みや悲しみを吐き出せるようにと、宛先のない手紙を送るポストです。

届いた手紙を拝見させていただきましたが、もうすでにいなくなってしまった人へ呼びかけるような口調の手紙には涙を抑えることができないくらい、痛切なお気持ちが込められていました。

震災直後には凍らせていた、誰かをなくす悲しみが三年経って徐々に溶け出していて、こうした吐き出す場が必要だと感じました。


先日ご紹介しました、たかたび(冊子)も赤川さんがcocoroの人数分をご手配してくださっていました。

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サロンにお越しくださっている方はご覧いただいた方もいらっしゃいますが、本当においしいバウムクーヘンがあるのでおすすめです。『夢の樹バウム』という陸前高田の木村屋さんのお菓子です。通販もできますので、調べてみてください(*^^*)食べる支援もありですよね。



ということで、赤川さんのいれたてコーヒーと手作りのチーズケーキ。

いただきま~す♪


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元気も100倍になったところで、今日も活動開始!




朝からたくさんの工事車両が稼働していますが、もともと狭い陸前高田の生活道路をこんな感じですれ違います。

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私のようなへっぽこドライバーは怖いですし、子供たちの安全も危ういところです。

でも、この車両は団地を作るためので、何種類もの団地名をつけたトラックが行き交っていました。復興のために多くの方のご苦労があり、このトラックも必要なものだというのはもちろん理解できますが、振動もかなりあり、住民の方のストレスはいかばかりか。

団地ができあがるまでの果てしない間、この暮らしが続くのです。

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お店は増えて、にぎやかになっていましたよ♪観光にいらしていただいても楽しいと思います!

沿岸部はがれきが片付いた状態のまま変わらずでしたが、


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一年前と違って、資材が仮置きされていました。着工の目途は立ったのでしょうか。

早く工事をという気持ちもありますが、被災現場はいま人員不足で工事があっても回せない実情もあるそうです。そもそもバブル崩壊後は建設業界自体が縮小傾向にあり、そんな中で震災が起こったので人が足りていないとの事。

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造成で山を切り崩した際に発生した木の根っこ。ただ山を崩すだけでなく、土砂やら何やらがでますのでそれをひとつひとつ仮置きして、処理しないといけません。


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通常、大規模な造成ですと(用地確保含む)計画や設計だけで何年も掛かるものです。それなのに、もう着工していること自体がすごい。

復興はまったく進んでいないように見えている方も多いかもしれませんが、ドボジョのはしくれには建設業の方々の必死の作業がガンガン伝わってまいりました。被災地の皆様もですが、建設業(そして発注側の公務員)のみなさんも倒れないように・・・。


そんなこんなで、本日の活動場所へ到着。



もちろん、ここでもハートのフェルト大活躍でした(*^^*)




八戸のみなさま(かわいいアロマひつじやさま、ありがとうございます!)よりいただきましたメッセージなども、たくさん見てもらえるように飾り付け。


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ここでは昨年お会いした方も多く、皆様お元気にされていてとても嬉しかったです◎


自分の父の実家も海からすぐのところで、浜育ちの皆様とお話していると自分の親族と話しているような懐かしい気分になります。そのためついつい問診が脱線してしまい、すっかり親族の集まりに参加している感を出している私。




レディの皆様はいまはワカメの作業まっただ中で、ワカメの作業に関して一から教えていただきました。くきわかめと葉っぱ(?)の部分とを裂いて分けるそうなのですが、茎が入ってしまうと漁協ではじかれてしまうそうで、一発で裂くことが重要だと教わりました。ふむふむ。

そういった作業をしている方たちなので、腕がパンパン。ここではハンドをさせていただくことが多かったです。



施術中に震災のことを仰る方は、一年前と比較して減少したようです。

しかし、お身体の尋常でない疲労や緊張を考えると、きっとそのことを誰にも話さないけれど今でも辛く思っている事も多いと想像されます。そうするとかえって、その時のことを吐き出す時間が少なくなったことが心配に思えました。


活動が終わり、自分の地元の駅につく安心感を心地よく感じながら想像しました。震災ですべてが奪われたら、こんなちょっとした安心感もなく過ごすのです。

未曾有の災害で自分の家も、歴史ある広大な松原の風景も、母校も、思い出の地がなにもかも消えてしまった。その辛さを今でもきっとふとした瞬間に感じながら、日常を必死でこなしていらっしゃる陸前高田の皆様。





夜通しトラックが行き交い、復興工事はかなり急速なスピードで進んでいると実感しました。しかしまだ建物を建てる前の土地を造成している段階。ほとんど被災地の生活に改善は見られません。




せめて、アロマセラピーの施術を受けたその日一日だけでも皆様がふう~っと一息つけますように。そんな時間を提供している、cocoroの活動はまだまだ必要だと感じています。


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報告会を行います。
また別途きちんとお知らせしますが、下記予定です。


6月29日(日)
13:30~14:30
ゆ~さ浅虫4階小会議室にて
参加無料


フェルトを切って下さった方へ御礼が言いたいのと、現状をたくさんの方に知っていただきたい一心です。どうぞよろしくお願いします。