? 精油って飲んでいいの ?

お客様からのご質問右矢印右矢印右矢印

精油を水に薄めて飲むと、便秘が良くなる。この精油食品添加物だから飲んでいい』と言われたが?


アロマセラピストねいの回答右矢印右矢印右矢印

上記の文章に関しては、多くの不可解な矛盾があります。


★希釈方法の問題
水に薄めて飲用した場合でも、精油は水に溶けないので、希釈したことにはならず、原液で飲用するのと同じである。


★希釈濃度の問題
食品添加物であっても安全な濃度で希釈することが必要。

たとえば、アロマセラピーで比較的よく用いられる、オレンジスウィート精油。90パーセント以上がd-リモネン(食品添加物としても活用されている)である。

参考)d-リモネンの毒性

【TD50】204(mg/体重 kg/日、ラット)

http://www.jpec.gr.jp/detail=normal&date=safetydata/a/dao17.html

TD50・・・Toxic Dose 50。50%毒性発現量のことです。薬物などのある物質を動物に投与した場合、試験に用いた動物の50%に毒性が現れる用量をいいます。


 この数値はラットの場合ですから人に置き換えはできませんが、分かりやすくする為に人に置き換えてみると、60キロの人のLD50はd-リモネンで4.5mg/日となります。つまり一日にオレンジスウィート精油をおよそ5ミリ飲んだら50パーセントの人に毒性をもたらすということ。

実際飲用するのが一滴0.05ミリであっても、その毒性を忘れてはならない。


★薬と食品の違い

効果効能をうたってよいのは、医薬品および医薬部外品のみである。

【参考】
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/kenko_shokuhin/ken_syoku/kanshi/kounou.html


★治験に費やす時間と費用

薬は莫大な時間と費用を投じて、初めて効果効能が付与される。

【参考】
http://www.jpma.or.jp/event_media/forum/repo_08.html


精油とはなにか

日本の法律上は、精油は雑貨もしくは食品添加物扱い。その場合、効果効能をうたうこと、およびほのめかすことは認められていない。

薬は、医薬品医療機器等法(旧薬事法)に基づき効果効能をうたうことが認められている。

ではアロマセラピーはなぜよいとされるのか、それは海外にて伝統のある経験医学だからである。

しかし日本では、精油は医学的に認められているものではないため、そういった意図で使用することは法律上許されず、あくまで嗜好品扱いである。

漢方薬は(一部を除き)治験を行われていない。が、使用されているのは、漢方が伝統のある経験医学だからである。

【参考】
https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/235354.html


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精油の購入時に少しでもおかしいなと思ったら、精油を販売している方に食品添加物なのに、効果効能をうたっていいんですか?」などの質問をぶつけてみてください。

納得する答えが返ってくるかどうかで、あらかた判断がつくと思います。

上記は、アロマセラピストとしてのカリキュラムを経たセラピストならばキチンと答えられて当然の内容ですから、質問に答えられない場合はどんな資格を所有していたとしても、アロマセラピストとは名乗ることは出来ないと思います。

この話題に関しては、普段温厚な私ですが憤りをあらわにしてしまいます。それで、先日はお客様をびっくりさせてしまいました。(すみません…)


しかしそこまで憤るのにも、理由があります。

精油(雑貨、食品添加物いずれも)について効果効能をうたうことは法律違反です。つまりは犯罪です。

そのような違反行為を行うことをアロマセラピーと言われてしまうと、アロマセラピー業界自体が『胡散臭い』と思われかねません。

そのため、業界に関わる人たちは責任を持ち仕事をすべきだと思います。(私も決して完璧ではないので、自戒の念も込めています)

そもそも、私たちアロマセラピストの仕事自体がグレーゾーンであるともいえるのですが、ということは今後の私たちの働きとお客様の正しい判断によって未来が開けるかが決まるのです。

ですから、少しずつでも地位向上の為に、今、研究なり試行錯誤なりをする必要があるのです。そんな時に法律違反をしている場合ではありません。


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※強めの語調が続きましたので、箸休めに牛タンアイスの画像をお楽しみください


そしてなにより、せっかくアロマセラピーに興味を持ってくださったお客様のお気持ちを不安にさせたり、混乱させたり、結果的に危害を加える可能性を与えることになるのが、断じて許せません。


だから、このような事態は本当に残念なのです。


この件に関して、さらにご不明な点やご質問がある方は下記までお気軽にご連絡下さい。

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しぜんのいやし

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