緩和ケアとアロマセラピー。

今日も告知です。
どんな内容かというと

【在宅緩和ケア地域連携推進事業研修会】のお知らせです。

コメディカル、介護従事者はもちろん興味のある方どなたでも参加可能だそうですので、お気軽にどうぞ(*^^*)

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どうして私がこのような告知をしているのか、疑問に思う方も多いでしょう。その理由をお話する前に、緩和ケアってなにかをご説明しますね。

緩和ケアは、世界保健機関(WHO)によると次のように定義されています。

◆WHO(世界保健機関)による緩和ケアの定義(2002年)

「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、痛みやその他の身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確なアセスメントと対処(治療・処置)を行うことによって、苦しみを予防し、和らげることで、クオリティー・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を改善するアプローチである。」

通常西洋医学において治療による痛みは身体的な痛みのみを扱いますが、緩和ケアにおける痛み(トータルペイン)は4つ。

トータルペイン
=身体的+心理的+社会的+スピリチュアル


ということで、このトータルペインのケアは、医療従事者だけでなくカウンセラーやセラピストの他業種連携によってより効果的になるのです。


そのため日本緩和医療学会から出されている「がん補完代替医療ガイドライン」にも、アロマセラピーに関しては、「推奨度B:行うよう勧められる」と評価されています。

また、2025年には団塊世代が75歳になり要介護者が急増することから、国は施設を抱えない在宅のケアを着々と推進しています。昨年度には「在宅医療連携拠点」が全国105か所に出来、介護と医療、および関連業種の連携も準備が進んでいます。

そんな中、私は昨年たまたま縁あって緩和ケアの現場に入らせていただきました。

マッサージベッド以外でケアをしたことが無かった私。イレギュラーな事も多くきっといろいろぎこちなかったことと思いますが、それでもその場でアロマセラピーがおよぼす影響を実感することができました。

その時の手に残る感覚は、今でも忘れることはできません。

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写真と本文は関係ありません。


現在は、緩和ケアの現場でもっと自信を持ちしっかり施術ができるようにこのような研修会などに参加して勉強中です。

必要とされるすべての人にアロマセラピーのチカラを実感して頂き、利用して頂きたいというのが私の願いです。その場所は、何もサロンだけではありません。

そして同じ想いで青森で緩和ケアに携わるセラピスト(もちろん医療、介護従事者さんたちも!)が増えたら、こんな嬉しいことはありません。

ご興味がありましたら、リンク先へお申し込み下さい。ちょっと期限が過ぎちゃっても大丈夫って言ってました(*^^*)