【おすすめ本発見!】調香師が語る 香料植物の図鑑。

久々に大ヒットの本です。



【調香師が語る 香料植物の図鑑】
フレディ•ゴズラン、グザビエ•フェルナンデス著、前田久仁子訳、2013,5、原書房発行
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表紙からしてステキ♡
夢があります。


精油の本やハーブの本は良くあるのですが、この本は【調香師さん目線で香りを語る】というところが面白い。


例えばこんな感じ。

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スターアニスを語る調香師のアレクサンドラ•モネ。そして彼女がセレクトしたスターアニスのブレンドのコツと、それがブレンドされている香水たち。

スターアニスは『八角』です。かなり香りに特徴があるのでブレンドは難しいのですが、うまくブレンドできると思わずガッツポーズしてしまうような精油です。


もしかしたら、香水イコール人工香料という考えをお持ちの方もいるやもですが、それは必ずしもそうではありません。

香水に使われるのは、動物性香料+植物性香料+調香ベースの三点で、それが人工か否かはその香水のデザイナーに委ねられます。

えてして、高級な香水は天然香料が使われている事が多く、人工の香りが苦手な私もそんな香水は具合が悪くなることなく使用できます。

普段精油を使用している方ならば、人工か天然かはすぐわかりますよ。ジョンマローンの香水を嗅いだ時、そのえもいわれぬかぐわしさにものすごく感動したのを覚えています。

それと、普段あまり見た目が想像出来ない芳香植物の詳しい説明も勉強になります。

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常温で固形のベンゾインは、ゴムのように幹を傷つけて採取します。


あんなにドロっとした、土のような香りのベチパーは実はイネ科。


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同じくドロっとした土の香りのパチュリはこんな葉っぱをしているそうです。


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わぁわぁ。
おもしろーい。


成分分析、薬理、それももちろん大切。でも精油ってそれだけじゃない。

いろんな角度から精油の個性を知ることで、自分のブレンディングの引き出しはさらに広がると思うのです。

改めて、アロマセラピーって奥が深い。好き。

そんな気持ちを多くの方に感じてもらいたい。そのためにはどうすればよいのか…?

ワークショップをすればするほどに、自分の知識不足があからさまになり、インプットを欠かさないようにしなければと改めて思っています。

次回のワークショップのご案内、遅くなってごめんなさい。もう少し待っていてもらえたら嬉しいです。


ちなみに私の返却期限が9月10日ですから、この本を借りたい方はそれ以降に県立図書館で借りてください。笑


余談ですが。
いつもアホみたいなことばかり言っている私ですが、実は本が好きです。
実用書、経済、哲学、小説などジャンル問わず読み漁ります。

東野圭吾さんのマスカレードホテルも現在いいところに差し掛かってきましたが、いつも寝てしまうのでまだ最後までたどりつけません。

本が好きな方、ぜひ語り合いましょう。カミングアウトお待ちしています。笑