養生訓をよむ
自分をかわいがりすぎるな心は楽しませねばならぬ。苦しめてはいけない。からだは骨折らせねばならぬ。休ませすぎてはいけない。およそ自分をかわいがりすぎてはいけない。おいしいものを食べ過ぎ、うまい酒を飲み過ぎ、色を好み、からだを楽にして、怠けて…
膝から下の膝から下の、はぎ(注:ふくらはぎの略?)の表裏を人に命じて手で何度も撫で下ろさせ、足の甲を撫で、その後、足の裏をしきりに多く撫で、足の十趾を引っ張らせると、気を下し循環をよくする。自分でやるのがもっともよい。これは良方である。美脚…
香のいろいろいろいろの香が鼻を養うことは、五味が口を養うのと同じである。いろいろの香は、これをかぐと正気をたすけ、邪気をはらい、悪臭をけし、けがれを去り、神明に通じる。ひまがあったら、静かな部屋に座って、香をたいて黙座するのは、雅趣をたす…
今日はなんなんですかね!?この春のようなあたたかさこんなぽかぽかして春みたいだと、うっかり喜んでしまいそう。今日はそんな「軽率」が服を着て歩いているような私にぴったりの養生訓です。【畏れること】健康を保って養生するのに、ただ一字大切なこと…
今日は養生訓の中で、もっとも重要となる部分だと私は感じています。養生の基本的な概念、内欲と外邪のおはなしです。【内欲と外邪と】養生の術は、まず自分のからだをそこなう物を遠ざけることである。からだをそこなう物は、内欲と外邪である。内欲という…
今日はお酒についての養生を。【酒は天の美禄】酒は天の美禄という言葉がある。少し飲めば陽気を補助し、血気をやわらげ、食気をめぐらし、愁いをとり去り、興をおこしてたいへん役にたつ。またたくさん飲むと酒ほど人を害するものはほかにない。ちょうど水…
今日はすっぽり大寒波に包まれている青森市。そこで、冬の養生についてご紹介します(*^^)v【冬の朝に】冬に朝から出発して遠くへ行くときは、酒を飲んで寒さを防ぐのがよい。空腹で寒気にあたってはいけない。酒を飲まない人は、粥を食べるがよい。生薑(し…
「養生訓」とは江戸時代に福岡在住の儒学者の貝原益軒によって書かれた健康な生活の暮し方についての解説書です。私がとても大好きな本で、いつか皆さんに紹介出来たらなぁと考えていました。江戸時代当時で84歳まで長生きしたその知恵は、現代に暮らす私た…